ガソリン税 風当りが強いけど・・・

ガソリン税の暫定税率を廃止する法案が衆院で審議入りしたそうです。
野党提案の法案ですので、衆院は通過しても参院はとおりません。
でも、暫定税率のガソリン税を下げない与党ということで
都議選、参院選で野党が攻勢を強めるのでしょう。
ガソリン1リットル当たり53.8円の税金が課され、そのうち25.1円が暫定税だそうです。
確かに高いです。
自家用車に乗ってはいますが、ガソリン税の暫定税率は
廃止しなくてもいいと思っています。
暫定税率の廃止は、ガソリンを安くし、その需要を高めます。
ガソリンはあまり使わないようにしたほうが環境にやさしいでしょう。
ガソリンは全部輸入原油から作られますので、消費が増えれば
原油の輸入量も増え、貿易赤字が拡大します。
赤字の拡大は円安要因ですので、さらなる輸入物価の上昇を招きます。
日本としては、省エネ、脱化石燃料というのが進むべき方向だというのは
異論がないでしょうが、ガソリンが高ければいろいろ知恵や工夫がなされるところ、
安いとそのような努力がされないという点も問題です。
さらに今はデフレではないので、減税というのは如何なもんでしょう?
ガソリン税の暫定税率を下げても、中長期的には日本のために
ならないと思っているのですが、賛同してくれる人は・・・ 少ないでしょうか。