「哀れなるものたち」シュールでエロティック

映画「哀れなるものたち」を見ました。
ベネチア国際映画賞で金獅子賞を取り、
アカデミー賞で11部門にノミネートされている話題の映画です。

売りは何と言ってもエマ・ストーンの体当たりの演技です。

「ハリーポッター」に出ていた人?
それはエマ・ワトソン。

「ラ・ラ・ランド」のミア役で出ていた人です。
彼女はこれでアカデミー賞の主演女優賞を獲得。
一流の座を獲得したら、大胆な濡れ場はやらない、
というのがありがちですが、本作はエマ・ストーン
の「熱烈ジャンピング」(SEX)シーンがたくさん出てきます。

時代設定は、タイタニックを連想させる豪華客船が
出てきますので、19世紀末から20世紀初頭と
いったところでしょうか?

天才外科医により投身自殺した女性にその胎児の脳が移植され、
蘇生されます。
それがベラ(エマ・ストーン)です。
体は大人、知能は子どもですが、知能は急速に発達していきます。

外の世界にあこがれるベラは、弁護士と駆け落ちして
欧州をめぐる旅にでます。
いろいろなことを経験し、無一文でパリへ。
そこで売春婦となり…

女性の覚醒というような視点で評価されていますが、
藤四郎は、男性批判のカリカチュアだと思いました。

いろんなダメ男が出てきます。
・自分のことは棚に上げて女性を独占したい男
・暴力で服従させようとする男
・酒とギャンブルにおぼれる男
・科学の名のもとに子どもを実験台として虐待する男

wikipediaでは「シュールなSFラブコメディ」と紹介
されていました。
シュールは同意できますが、この映画の核はエマ・ストーンの
「熱烈ジャンピング」でしょう。
「シュールでエロティックな男性風刺映画」というのが
藤四郎の総評です。

アカデミー賞有力候補でもあり、見ておいて損は
ありません。
でも、パートナーと一緒に見るのはちょっときついかも…

藤四郎はもちろんひとりで見ました。

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