祝本屋大賞 「成瀬は天下を取りにいく」

宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」を読みました。
今年の本屋大賞受賞作です。

優秀でなんでもできるけど周囲の目をまったく気にしない
ちょっと風変わりな主人公成瀬あかりの連作短編です。

成瀬が魅力的です。
自分のやりたいことをどんどんやっていく。
西武大津店の閉店月に毎日通ってみたり(表紙の
ライオンズのユニホームははその時の格好)、
お笑いのM-1グランプリに出てみたり…
こんな生き方もあるんだなと思わせてくれます。

明るい作品で読んで元気が出ました。
「成瀬あかり」の「あかり」というのは
「まわりを明るく照らす子になるように」と名付けられたと
次巻で書かれていましたが、そのとおりです。
(「成瀬は信じた道をいく」も速攻で読みました)

また、舞台は滋賀県大津市です。
地元愛にあふれた作品でもあります。

描かれているのは、この1冊目では中学2年から高校2年生まで
2冊目は高校3年生から大学1年までです。
(ちなみにこの大学1年の時点で2025年の設定です。
ということは、2024年の現在、成瀬は高校3年生です!)

就職した成瀬、恋愛をする成瀬を見てみたいと
思いました。

これが2巻目です。

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