藤井八冠　カド番！！

叡王戦第３局は後手番の伊藤匠七段が勝ち
２勝１敗となりました。
叡王戦は５番勝負ですので、先に３勝したほうがタイトルを
防衛ないし獲得です。
藤井八冠は初めてのカド番に追い込まれました。

次に負けると失冠ないしタイトル敗退に追い込まれるのを
カド番といいます。
（２勝２敗で迎える最終局はカド番とはいいません）
藤井八冠がタイトル戦でカド番となるのは初めてです。

次回は伊藤七段が先手というのも大きいです。
藤井八冠は先手の勝率がものすごくいいからです。
昨年度は先手は２４勝１敗の９割６分
後手は２２勝７敗の７割５分９厘です。

今日の藤井八冠の先手番をブレイクしたのは
とても大きかったです。
伊藤七段が八冠独占を崩す可能性も５割くらい
出てきたと思います。

ちまたでは藤井八冠の不調とかが言われていますが
今日の伊藤七段の指し回しをみていると、伊藤七段が
強いことがわかります。

終盤、９６手目に７六同馬を選択できてから
終局の１４６手まで、藤井八冠の仕掛けたワナを
見事にかいくぐっての勝利です。

次の第４局は５月３１日です。
頑張れ伊藤七段！！

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