ホロヴィッツ「死はすぐそばに」
アンソニー・ホロヴィッツ「死はすぐそばに」創元文庫を読みました。
ホーソーン・ホロヴィッツシリーズの第5弾です。
作者ホロヴィッツがワトソン役。
謎多き探偵ホーソーンがシャーロック・ホームズ役。
「メインテーマは殺人」
「その裁きは死」
「殺しへのライン」
「ナイフをひねれば」
と続くシリーズです。
これまでの4作はホーソーンとホロヴィッツがリアルタイムで
事件に遭遇してそれを解決していくというもの。
今回は、ちょっと趣向が違って、ホロヴィッツとホーソーンが
出会う前にホーソーンが手掛けた事件です。
本の最初に、事件の舞台となった住宅地の見取り図が出てきます。
閉鎖空間での殺人事件!!
被害者は近隣住民全員から恨みをかっていた迷惑な新住民。
ボウガンで首を射抜かれました。
限られた容疑者のうち犯人は誰なのか?
あわせて、ホーソーンを知る助手、所属する組織なども
その一端が示されます。
このホーソーン・ホロヴィッツシリーズは、
毎回の事件と並行して、
ホーソーンとはどんな人物なのか?
彼が所属している組織とは?
がだんだんに明らかになっていきます。
シリーズを未読の方はできれば、上記の「メインテーマは殺人」から
読むことをお勧めします。