映画「国宝」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: eiga_eisyaki.png

遅まきながら、映画「国宝」を観ました。
興行収入100億円超えということで、あちこちで
話題になりましたので、観に行きました。

映画館には若者から老夫婦まで幅広い世代で
席も結構埋まっていました。

ヤクザの抗争で命を落とした喜久雄は
上方歌舞伎の花形役者花井半次郎に引き取られる。
半次郎には俊介という実子がいて、二人はライバルとして
切磋琢磨しながら成長していく。
二人とも挫折し、苦悩する時期があり・・・

3時間近い大作ですが、間延びすることなく
最後まで画面に引き込まれました。
映像もとても美しい。
映画の楽しさを堪能させてもらった一本でした。
お勧めです。

以下、蛇足ですが2点コメント
<芸道物>
原作の吉田氏が「100年に1本の芸道映画」とコメントしています。
芸道物といえば戦前の「鶴八鶴次郎」とか「残菊物語」などがありますが、
恋愛が大きな要素となっていました。
それらとくらべると、「国宝」は恋愛の要素が若干薄くなっているように思います。

<順風満帆?>
最後に近い場面で喜久雄がインタビューを受ける場面があります。
インタビュアーが喜久雄は順風満帆の芸歴であったという趣旨を言ってますが、
そんなことはないだろう、ちょっとでも勉強したインタビュアーだったら
喜久雄のことを順風満帆なんていわないだろうに、と思いました。

Follow me!