アンソニー・ホロヴィッツ「マーブル館殺人事件」

アンソニー・ホロヴィッツ「マーブル館殺人事件」創元推理文庫を読みました。
画像にあるように
「カササギ殺人事件」
「ヨルガオ殺人事件」
に続く第3弾です。

アガサ・クリスティのポワロやミスマープルのシリーズは
順番はあまり意識しないでOKですが、
このシリーズは順番厳守です。

何せ「マーブル館殺人事件」で前2作のネタバレが書いてあるからです。

いずれの作品も、私立探偵アティカス・ピュントが活躍する作中作と
現実の事件をダブルで進行させるという凝ったつくりになっています。

最初に「カササギ殺人事件」を読んだときの驚き!
作中作が現実と交錯してくるのです。
ミステリの賞を総なめしたのもうなずける傑作です。

未読の方は、是非、「カササギ殺人事件」から。

順番必須という点ではエラリー・クイーンの悲劇四部作も
該当するするかもしれません。
「Xの悲劇」
「Yの悲劇」
「Zの悲劇」
「レーン最後の事件」
XからZは必ずしも順番どおりでなくてもいいですが
「レーン最後の事件」は最後に読まないと面白味が
半減するように思います。


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