「哲学のはじまり」

戸谷洋志「哲学のはじまり」NHK出版を読みました。

「哲学は『当たり前』を疑う学問である」というスタンスで
哲学の基本を教えてくれる本です。

哲学の代表的な3領域として
「存在論」、「認識論」、「価値論」があること。

プラトン、アリストテレス、カント、デカルト、ハイデガー、
サルトル、ヒューム、ベンサムといった有名どころの
哲学者がどんな問題意識で考えを展開したのかが
わかります。

ちょっと大胆に断定しすぎでは?
と思われる部分もありますが…

宇宙に始まりがあるか否かはそもそも科学的に探究できない
問であり、その客観的な正しさを証明すること自体が
人間にはできない

カントは本当にこう思っていたのでしょうか?

美しいものには普遍性があるが、美味しいものには普遍性がない
戸谷氏はこう言ってるが真実でしょうか?

疑問に思うところから哲学がはじまります。

入門書としてお勧めです。

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