映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の日を観ました。
以前から楽しみにしていて、封切り日の今日(10月4日)映画館に
行ってきました。

近未来のアメリカで内戦(シビル・ウォー)が勃発し、
もうすぐカリフォルニア州とテキサス州の連合軍(WF)がワシントンDCを
制圧しようかというところです。

報道カメラマンのリーと同僚のジョエルは大統領が
連合軍に捕まる前に単独インタビューすることを目指し、
ニューヨークからワシントンDCに向かいます。
老いたベテラン記者サミー、駆け出しカメラマンの
ジェシーとともに。

NYからワシントンDCまで1300km。
前半はロードムービーでもあります。

4人が遭遇するのは
友人を略奪者としてリンチしている武装した市民
敵が誰かもわからないなかで殺し合っている兵たち
内戦を無視して日常生活を営む街
大量の死体を処分している兵士たち

最後の兵士たちに4人は捕まってしまいます。
兵士たちのリーダーは「お前はどの種類のアメリカ人だ?」と訊いてきます。
答えによっては・・・

うまいと思ったのは、理屈とか原因のようなものを一切切り捨てて
戦争という現実を描いている点です。

普通だったら内戦の原因となった出来事、対立点を説明するでしょう。
なぜ内戦に至ったのか? は一切説明されません。

3期目の大統領に責任があるような言いぶりはちょこっとでてきます。
この大統領が尊大でエゴイスティックな人物として描かれていて
ある意味、トランプ氏を彷彿とさせます。

ひょっとしたら、今回の大統領選挙後、あるいは数年後に
アメリカがこのような内戦に陥る可能性もまったくないとはいえないと思います。

ディストピアとも近い国、アメリカの真実の一端を描いた映画です。
米大統領選まであと1ヵ月。
旬の映画でお勧めです。

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