公約雑感① 財政健全化なんて誰も言わない

各党の選挙公約を見て、どの政党も給付、減税、無償化といった話ばかりで
国の借金が多くて問題だ、ということは一言も出てきませんでした。

昔は「放漫財政だ」、「バラマキだ」という批判がある程度あったのですが
デフレからの脱却のためには、国は積極財政でいくべきという
コンセンサスが各党共通で出来上がっているかのようです。

日銀が利上げに転じている現在、バラマキの時期は過ぎたと思うのですが、
さらなる財政出動の合唱です。
まあ、アメリカも利上げ局面でもバイデン大統領は積極財政を続けていたので
そのあたりの整合性はあまり意識されないのでしょう。

石破首相はこれから編成する補正予算も昨年度の13兆円を上回るようにする
という方針をしめしたとのことです。
その財源の多くは赤字国債の発行で賄われます。

ここまで国の借金を忘れてしまっていいものなのか?
藤四郎はある意味興味津々なのです。

どこまで国の借金が増えると財政破綻するのか?
皆が危うさに気づいて金利が急騰したりしないのか?

災厄はすぐに来るかもしれない、あるいは永久に来ないのか?

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