ハリス氏逆転勝利への細い道

バイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表し、後継候補は
副大統領のハリス氏になるようです。

ハリス氏が銃撃事件でほぼ英雄になったトランプ氏に勝利するには
なにかしらの風を起こさないといけないでしょう。
今、風はトランプ氏への追い風となってます。
これを逆向きにするのは、すべてのイベントをうまく
こなさなければいけません。

まずは、今週中に国民に撤退の説明をするというバイデン氏が
感動的な演説でハリス氏に想いを託すこと。
(直近の一般教書演説はかなりよい出来だったように思いますので
あのような路線でいくといいのでは)

続いてハリス氏が民主党大会の指名受託演説で、私なら分断を鎮め、
アメリカをひとつにできるという雰囲気を醸し出すこと。
(副大統領候補は下馬評にあがっているなかでは誰にしてもそれほど
違いがないような…)

そして、9月10日(バイデン氏とトランプ氏で予定されていた第2回
討論の日ですので、変更されるかもしれません)のTV討論で、
トランプ氏と互角以上にわたり合うこと。

これらがすべてうまくいってもまだ勝つのは厳しいかもしれません。
一番のネックは現政権のNo2であること。

ハリス氏は難民担当ですが、難民問題では目立った実績はありませんでした。
また、インフレもウクライナ侵攻もガザ紛争も現政権の失敗とみなされて
いますので、そこを突かれると弱い。
刷新を求める国民の期待に本質的に応えられない、という部分があります。

トランプ氏の側に何かつまづき(例えばTV討論で大失言をするなど)がないと
逆転勝利までは厳しいかもしれません。

Follow me!