USスチール買収阻止

米バイデン大統領が日本製鉄のUSスチール買収を阻止する
決定をしたとの報道が流れました。
選挙公約でしたから、阻止以外の決定はなかったのでしょうが
自由の国アメリカも地に落ちたという感想です。
市場取引に難癖をつけて他国による買収を阻止したのですから。
USスチールは鉄鋼王カーネギー(カーネギーホールの建設者)の
カーネギースチールの流れを汲む名門企業です。
それでも設備の近代化などが遅れ、再建が急務でした。
日本製鉄が白馬の王子様として名乗りをあげた構図でした。
破談となってUSスチールはどうなってしまうのか?
数年後には今回の決定は誤りだったと全米が判断すると思います。
一方、日本製鉄からすると10年間生産量を減らさないなど
譲歩しすぎているような印象があったので、破談になったほうが
よかったのではないでしょうか?
トランプ大統領就任前から、アメリカの劣化を象徴する事件が
起きました。