春の足音 ムスカリ、サンシュユ

お彼岸を過ぎても寒い日がつづきますが、
実家の庭にはいろいろ花が咲いてきました。
目につくのは濃い青のムスカリです。
藤四郎の少年時代にはなかった花です。
ムスカリって何語かもわからないし、色も日本の
花の青ともちょっと違っているような気がします。
調べてみると地中海から西アジアの原産で
1980年代頃から日本にやってきたようです。
ムスカリや異国の響き深き青 藤四郎

こちらはサンシュユ(山茱萸)。
黄色の花は控えめです。
こちらは中国、朝鮮半島の原産だそうで、古くから日本に
やってきています。
名前は中国語の表記を音読みしただけで、牧野富太郎博士が
ハルコガネバナ(春黄金花)という和名を提唱したそうです。
早春の庭を飾るや春黄金 藤四郎
実ができるイメージがあまりなかったのですが、
秋に実ができ、それが漢方薬の原料になるそうです。
秋に注意して見てみましょう。