「アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃」

大野和基編「アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃」文春新書を読みました。

ポール・クルーグマン、ジョン・ボルトン、ユヴァル・ノア・ハラリなど
著名人8人へのインタビューをまとめて本にしたものです。

インタビューの時期は明示されていませんが、7月13日の暗殺未遂に
触れているインタビューはなかったので、それ以前にインタビューされた
ものではないかと思います。

8人のうち明確にトランプ氏を推しているのは1人だけです。
ヘリテージ財団で2025年の大統領移行プログラムを指揮する
ポール・ダンスです。
「闇の政府」とかいうと陰謀論で変な考えのようですが、
本来、大統領の権限に属する行政が、メディアや大企業、官僚機構に
侵害されている、という考え方であることがわかりました。

残り7人はトランプ氏をけちょんてちょんに言っています。
・プーチン大統領も、金正恩総書記も、習近平主席もトランプ氏が
国際情勢を理解していないことを見抜き、いいカモだと思っている。
・トランプ氏は関税は外国が払うものだと思っていた。 etc

トランプ氏が当選すれば、世界は彼に翻弄される。
ジャック・アタリは「台湾有事に備えよ」と言っています。
トランプ氏が当選しなければ、選挙結果をめぐり混乱が生じる。

トランプ氏、そして大統領選をウォッチしていくのに
面白い、今が旬の本です。

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