税制の方向性を考える

参院選で野党は減税一色ですが、藤四郎は真逆の意見です。
今後の税制の方向性を考えてみます。
今現在、予算を組むのに赤字国債を発行しなければならない状況で、
かつデフレギャップがありません。
減税や給付金で需要を刺激する必要はありません。
数兆円単位で大きく歳出削減できる予算はありません。
年金の給付水準を下げると、社会不安を招く恐れもあります。
したがって将来的には増税ないし社会保険料の値上げです。
何を増税(ないし社会保険料の値上げ)をすべきかというと
企業の税を増やすとそれを理由に賃金が上がらないことが想定されます。
また国際水準より高いと、企業が海外に出て行ってしまいます。
となると、個人を対象とした税になりますが、現役世代の負担が重いので、
高齢者にも負担がいくような税がいいと思います。
となると消費税一択です。
消費税増税すべし!
その前に、配当所得などは源泉分離課税ですが、総合課税とすべきです。
配当を数千万円もらっていても、分離課税で申告しなければ
所得はゼロとカウントされます。
これでは本当に困っている世帯かどうか判別できません。
また、ガソリン税の暫定税率はガソリンの消費を減らし、
地球温暖化対策に役立つので、ガソリン税の暫定税率は恒久化
したほうがよいと思うのです。
参院選で野党が勝てば、消費税減税ということもありえます。
これをちょっと見てみたい気もします。
減税して円の信認が揺るぐのか揺るがないのか?
消費減税すれば円安でさらなるインフレを招くだろうというのが
予想なのですがさてどうなりますか。