「浅井忠、あちこちに行く」展

千葉県立美術館に「浅井忠、あちこちに行く」展を観にいきました。
同美術館の入口前には彼の銅像があります。

千葉県ゆかりの人で、佐倉藩士の出です。
安政年間の生まれで明治期に活躍しました。
梅原龍三郎、安井曾太郎など錚々たる弟子がいます。

千葉県立美術館は、この浅井忠(ちゅう)を中心に
コレクションをしてきました。
例えば、バルビゾン派のミレー(「種まく人」のミレー)の作品を
浅井が影響を受けたという理由で購入したりしています。
今回は、同美術館のコレクションを中心とした展覧会です。

お金がないのでこのような企画をしたと想像しますが
ショボい感じは全然しませんでした。
展示物の解説も詳しく丁寧。

浅井忠が日清戦争の従軍画家をしていたなんて初めて知りました。
英国訪問時に夏目漱石のところに泊まっています!
正岡子規とはご近所で親交があった!
子規の讃に浅井が絵を添えたりしています。

浅井について新たな発見もあるし、弟子の梅原、安井の絵も
観られて充実の展覧会でした。

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