「市民ケーン」

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映画「市民ケーン」をDVDで見ました。
放送大学の講座「映画芸術への招待」のテキストで
しばしば映画史上最高傑作として名前が挙げられる「市民ケーン」
と出ていましたのでこれは一度見てみようと思ったものです。

1941年の古い映画です。
アマゾンで見られるのは吹き替え版だけ。
どうせなら字幕版でオーソン・ウェルズの声が聞きたいと、
近所のレンタルビデオに行きましたが、おいてなくて結局ネットで
購入しました。それでも新品で550円ほど。

新聞王でアメリカ有数の富豪ケーンが亡くなる。
最後の言葉は「薔薇のつぼみ」
この言葉は何を意味するのか?
新聞記者がケーンの関係者に聞いて回ります・・・


面白かったですが、これが映画史上最高傑作かは意見が分かれるところでしょう。
ただ、映画好きなら見ておくべき一本だと思います。

この映画を見てから知ったのですが、
・ケーンは実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルに
していること。ハーストは自分の新聞をつうじて米西戦争(1898年)の開戦を煽った人物。
・ケーンの2番目の妻、オペラ歌手のスーザンはやはりハーストの愛人(女優)を
揶揄したものであること。
・オーソン・ウェルズが製作・脚本・監督・主演で製作開始時は24歳!

これくらいは事前に知っておいた方がより楽しめると思います。

「薔薇のつぼみ」は何なのかは最後の最後に明らかになります。
それが何の象徴なのかは、さまざまに解釈されるところでしょう。
「市民ケーン」(原題: Citizen Kane)の「市民」も謎といえば謎です。
ケーンは桁違いの大富豪で全然市民じゃなかったんですが・・・

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