記念日協会のビジネスモデル

昨日は「餃子の日」という記事を書きました。
3月8日がなぜ「餃子の日」なのかを調べてみると
日本記念日協会のHPに由来がありました。

正式には「ギョーザの日」のようです。
以下は記載されていたその趣旨です。
冷凍食品の研究開発、製造、販売などを手がける味の素冷凍食品株式会社が制定。
家庭用や業務用の冷凍餃子などを製造販売する餃子(ギョーザ)のトップメーカーとして、
だれからも愛されるおいしい餃子をたくさん食べてもらい日本中を元気にしたいとの願いが
込められている。
日付は「み(3)んなでハ(8)ッピーギョーザの日」の語呂合わせから。
また、家庭用餃子でいちばん食べられている同社の「ギョーザ」が発売された
1972年3月8日にもちなんでいる。


味の素冷凍食品のギョーザの発売日というのはメインではなく
普遍性をもたらすように書き方が工夫されています。

でも「みんなでハッピー○○の日」なら何でもありじゃん!
と思うのですが…

この記念日の認定をビジネスにするというのは
すごいアイデアだと思います。

企業や団体で記念日を制定したいという需要は確実にあります。
ただ、自分で「〇月〇日は〇〇の日」としたところで
何となく一人相撲のようになってしまいます。

それを第三者に認定してもらうと権威付けになります。
そこがホームページなどに掲載すれば、広報効果もあります。
今日は○○の日というのをマスコミが参照するようになれば
大成功です。

昨日が餃子の日であると知ったのは、朝のフジテレビの
番組でした。
日本記念日協会の「今日は○○の日」というのは
話題探しにマスコミが参照するまでになっているようです。

組織の形態を一般社団法人としたのも、
営利を離れているような印象を与えられてグッドチョイス
だと思います。

認定料は1件15万円ほどのようです。

ある程度軌道に乗れば、認定してもらう側も、記念日協会も
Win-Winの関係になれます。
一度ある程度のオーソリティを獲得してしまえば
競合相手は容易に出て来られません。

東京や都会でなくてもこのビジネスは成り立ちます。
記念日協会は長野県佐久市に本拠を置いているようです。

藤四郎は記念日には比較的興味がありましたが、
このようなビジネスモデルを思いつくことができませんでした。
アイデアを持ち、それを実行に移すというのは
なかなかにハードルが高いです。
それを成し遂げた日本記念日協会の創立者に脱帽です。

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