植田日銀一年 異次元緩和の弊害はどこに出る?

植田氏が日銀総裁に就任して一年が過ぎました。
藤四郎は黒田前総裁の「異次元の金融緩和」は
将来的にどこかに弊害が生じてくると考えています。

緩和路線が続けられているうちはいいのですが、
どこかで金利上昇局面にならざるをえません。
そのとき、痛むところがでてくるのです。

どこから痛むかは藤四郎が考えるに3つです。
①日銀から
②国の予算編成から
③庶民の財布から

①は国債を大量購入している日銀が金利上昇で
国債の評価損を計上せざるをず、債務超過に陥るというものです。
でもこれは「債務超過ですが何か?」と日銀が開き直ったとき
何が問題だか微妙です。
昨年、米FRBは債務超過になりましたが、それが問題には
なりませんでした。

②は藤四郎の本命です。
金利上昇
 ↓
国債の利払い費増嵩
 ↓
国(&地方)の予算編成が困難に

これが一番ありそうに思います。
金利が上がってしばらくしてから影響が出てくる
でしょうから、問題になるのは3年から5年後だと
思います。

③は金利があまり上昇しなかった場合です。
金利上昇せず
 ↓
円安継続
 ↓
輸入物価の高止まり

という道筋で物価高騰分を庶民が
負担するという図式です。
いや、でも金利が上昇しないってあるんですかね?

というわけで藤四郎が考えるメインシナリオは②です。
これが確率70%。
③はある意味、現状維持です。確率25%。
①はほぼないでしょう。確率5%。

さてどうなりますやら…

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