「シンギュラリティはより近く」①

レイ・カーツワイル「シンギュラリティはより近く」NHK出版を
読みました。

同氏の前著「シンギュラリティは近い」を読んだときは大きな
衝撃を受けました。
AIなどの科学技術が発達して、2045年に知能爆発が起こるというのです。
ノーベル賞級の発見・発明が毎日いくつも生まれるような「特異点」
に達するのです。
この著作は2005年。
2045年のシンギュラリティまでちょうど半分となったところで
今回の「シンギュラリティはより近く」が出ました。

生成AIなど大きな進展があったので、具体的なロードマップが
よりはっきりと示されるだろうと期待して読みました。

2030年代には人の大脳新皮質クラウドコンピュータを
接続して思考を拡張
同じく2030年代には3Dプリンターがナノテクノロジーの
領域に入り、原子単位で正確にモノを作れるようになる

など、具体的な予測はあるのですが、本命のAIについては
あと4年もしてから(2029年)やっとチューリングテストに合格するだろうとか、
2034年にはグラミー賞を取る歌をつくれるが、アカデミー賞をとる
映画の脚本を書くのは無理だろう
とか、カーツワイルにしては
慎重すぎるような予測になっていました。

藤四郎はカーツワイルの信奉者なので、この本で何年頃に
こんなことが実現するというのをノートに一覧表にしました。
これらが実現するのかしないのか?
シンギュラリティはくるのか?
それをこの目で確かめてみたくて、長生きしたいと思うのです。

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