アンカー効果?

先週末の日経平均は、関税の扱いについて米側が修正を約束したとの
報道で、値上がり、TOPIXは史上初めて3000の大台に乗せ3024.21で終えました。
うーん、これがよくわかりません。
最低15%の関税が課せられるのに、この株高です。
最初ふっかけられた24%と比べると、低いのでなんとなく
安心しているといったところでしょうか。
最初に法外な要求を突きつけると、よくも悪しくもそれが
交渉の出発点(=アンカー)になります。
アンカーより有利になれば、なんとなく交渉を勝ち取った気になりますが、
実は、相手方がまだまだ有利な状況です。
このような効果をアンカー効果といい、交渉術の一つでもあるそうです。
安心などできません。
関税で言えば、貿易条件はとても悪くなるのです。
それなのにこの株高。
砂上の楼閣と思っているうちにあれよあれよとここまで来ました。
さらに上値を追うのかどうか?