最高峰の戦い 王将戦第4局

今日は王将戦第4局。
藤井七冠と永瀬九段の対戦でした。
永瀬九段はここまで3連敗。
今日負けると後がない、カド番の一局でした。
評価値で見ると藤井七冠が優勢なまま、終盤に。
終盤で、詰む詰まないの局面は藤井七冠が
もっとも得意とするところ。
勝負あったかと思いましたが、
93手目、藤井七冠に3四銀という落手が出ました。
何か誤算があったのでしょうが、この手で逆転でした。
それでも、この手を的確に咎め、藤井七冠のめぐらした
罠をくぐりぬけるのは至難のワザです。
それを永瀬九段は正確な指しまわしで藤井七冠を
追い詰め、勝利しました。
すごい!!
藤井さん相手に大きく離されず、食らいついていく
永瀬さんの気力と棋力。
後手番でのブレイクというのも価値があります。
次の第5局は先手となる永瀬九段が、どんな研究を披露するか
とても楽しみです。