予算修正はどうなる?

国会では予算修正の協議が大詰めです。

維新は高校の無償化、国民民主は103万円の壁の上限引き上げ
を求めていますが、維新はほぼ要求が通りそう。
103万円の壁は123万円から引き上がるのかは微妙な情勢。

両党とも、いいネタを見つけてきたといえるでしょう。
筋が悪くても、「高校の無償化」、「103万円の壁の取り払い」
といえばなんとなくいいことのように聞こえますから。

今日の日経新聞には高校の無償化について、私立向けについては
学者の7割が反対という記事が載っていました。
所得制限を撤廃して、支給額を引き上げるという内容についてですが、
このような施策は必ずしも教育の質の向上に繋がらないという評価です。
私立の授業料引き上げを誘発
私学の志望増加→競争緩和→質低下
公立校の志望減→支出の削減、統廃合加速→一層の衰退

藤四郎は所得制限の撤廃はありだと思いますが、私立の支給額の引き上げより
公立高校の教育環境の改善のほうが急務だと思います。
(補助金・給付金で所得制限を設けると所得を抑えようと
するインセンティブが働いてしまう。所得の再分配は
基本、税と社会保障で行うべき)

103万円の壁のほうは、壁を引き上げるのではなくて、壁を取っ払うほうが
あるべき方向性だと思います。
壁を取っ払うとは、3号被保険者制度を廃止することです。
連合でさえ、廃止を提言しているのに小手先の対処しかしないのは
いかがなものかと思います。

自民は所得により壁の上限を引き上げるという案を提示しているようですが
所得によって所得控除が変わるという変な制度です。

たぶん維新は高校無償化を「成果」として、都議選や参院選に
臨むことになるのでしょう。
国民民主は「成果」となるのかどうか・・・



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