ダウ平均 不合理だけど集める注目

先週末(2024.5.17)、ダウ平均は4万ドルを越えて
取引を終了しました。
終値は40,003.59ドル。
ここまできたら、4万ドルを見に行くしかないでしょ!
という予想どおりではありました。

さて今後の展開ですが、その後はちょっと弱含み。
昨日22日は39671.04ドルでした。
今後、どう推移していくか大いに注目を集めてます。

でも実はダウ平均て、電卓もなかったころの遺物なんですね。
指数としての意味はほとんどありません。
でもみんなが注目するので、主要な指数になっている。

ダウ平均は基本的には、採用した銘柄数の
株価を全部足して銘柄数で割って算出します。
その銘柄の株数は考慮されません。

発行株数が1億株のA社の株が1円値上がりしたのと
発行株数が100億株のB社が1円値上がりしたのが
区別されません。
同じにカウントされてしまうのです。

もうひとつ、株価1,000ドルの銘柄が1ドル上がった場合と
株価10ドルの銘柄が1ドル上がった場合で
ダウ平均に与える影響は同じです。
結果、ダウ平均というのは株価の高い銘柄(値嵩株)
の影響が大きくなってしまうのです。

昔はパソコンも、電卓さえもなかった。
時価総額の計算なんて、毎日やってられませんよ。
だから、簡単なダウ平均の方式が採用されたのだと思います。
指数的にはとても不十分。
でも皆が長年馴染んでいるので注目されます。

4万ドル越えの時にはちょっとした感慨がありました。

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