どちらも略称「民主党」!?

衆議院選挙の期日前投票にいってきました。
比例代表の投票用紙の記載所には政党名とその略称の一覧が
貼られています。

「民主党」と略称を記載して、もう一度一覧の紙に目をやると
略称が「民主党」の政党がもうひとつあります!

立憲民主党と国民民主党の略称がどちらも「民主党」なのです。

ああそういえば、略称が同じで混乱したという記事を以前
読んだ記憶がうっすらとあります。

選挙管理委員会のサイトで確認しましたが、
比例代表選出議員選挙は、「政党の名称または略称」を書いて投票してください。
とあります。
略称を書いて投票することは普通なのです。

でも、「民主党」と書かれた票は立憲民主党と国民民主党への
按分票になってしまいます。
国民民主党のつもりで「民主党」と書いた票でも
立憲民主党に0.67票
国民民主党に0.33票
くらいに按分処理されて、意図した投票と異なってしまいます。
(按分割合は前回参院選の千葉県得票率からの推計です)

当たり前ですが、同じ略称を許す制度の不備です。

制度が不備でも、こんなの政党間で調整すべきです。
経緯を見ると、常識的には立憲が譲るべきでしょう。

2019年の参院選での略称は
立憲民主党が「りっけん」
国民民主党が「民主党」   でした。
その後、2021年の衆院選から立憲民主党が略称を
「民主党」に変えたのですから。

さらにいえば、なんでこの時代に紙に鉛筆で候補者名や政党名を
書かせるんでしょう?
字が判読できないとか、誤記があったりで集計にも時間がかかります。
字で書かせるから有効か無効かをめぐって延々と裁判が続いたりもします。

選択式の電子式投票(投票の証拠を紙で残したいならマークシート方式など)
でいいじゃないですか。
これなら略称問題も出てきません。
一発で集計もできます。

このような変更に一番抵抗するのは当の議員さんたちだそうです。
「自分の名前を覚えてもらい、投票用紙にその名前を書いてもらうのが
選挙の基本」と思い込んでいる人が大勢なのだとか・・・



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